子供と赤ちゃんのパスポート。必要書類や写真など。
3月中旬のハワイ旅行まで2ヶ月あまりとなったのでそろそろ娘たちとベビーのパスポートの準備にとりかかります。
今回は取得の方法や必要書類、懸案のベビーのパスポート写真などについてまとめていきたいと思います。
赤ちゃんでもパスポートは必要か?
我が家がハワイに行く頃は息子がまだ5ヶ月です。以前は親のパスポートに付記すれば赤ちゃんのパスポートは必要がなかった時代があったのを記憶していたので念のため確認しました。
Q1 パスポートは1人に1冊必要ですか?
A パスポートは,1人1冊必要です。
外国に旅行しようとする人は年齢にかかわらず誰でも,つまり0歳の赤ちゃんでも,パスポートが必要になります。
とのことで、どんな幼い赤ちゃんであっても海外に行く場合はパスポートが必須のようです。
パスポート申請の流れ
パスポートを取得するまでの流れはざっと以下のとおりです。
- 必要書類を準備する
- パスポート窓口で申請する
- パスポート窓口で受け取る
必要書類を準備する
パスポート申請に必要な書類
- 一般旅券発給申請書・・・1通
- 戸籍謄本または戸籍抄本・・・1通
- 写真・・・1枚
- 本人確認書類
一般旅券発給申請書
20歳以上の方は10年用、5年用いずれかを選択して申請できますが20歳未満の子供は5年用しか申請できません。
申請書は、各パスポート窓口及び市町村役場窓口にあります。
写真は申請書に貼らずそのまま持って行きます。
また、外務省のサイトで必要事項を記入した申請書のPDFを作成してくれるサービスがあります。
署名は本人?代筆可?
小学生以上はパスポート用の署名を原則的に自筆しなければならない(書けるようなら未就学でもOK)ため、「うまく書けない」「はみ出した」など失敗することが多く想定されるので、必要部数を必要なときに印刷できるPDFは非常に便利だと思います。
ただし、申請書はネットで作成できますが、申請はネットではできませんのでご注意下さい。
パスポート申請書の2か所の署名欄(表面の所持人自署欄と裏面の申請者署名欄)については,基本的にはお子様に自署能力があればご本人に署名していただくことになりますが,お子様が(乳児等であるため)署名できないときには,親権者が代わって記入することが可能です。また,裏面の法定代理人署名欄にも親権者の署名が別途必要となります。
戸籍謄本または戸籍抄本
記載内容が最新のもので発行日から6か月以内のものを用意しましょう。
同一戸籍内にある2人以上の方が同時に申請する場合は、戸籍謄本1通で複数人分の提出書類とすることができます。一家でもしくは子供複数人で申請する場合は戸籍謄本を活用しましょう。
写真
- 申請者本人のみが正面を向いて撮影されたもの
- 縁なしで左図の規格をみたしたもの(機械で処理するため、顔の寸法と頭上の余白にご注意ください。)
- 無帽で正面を向いたもの
- 背景については、無地(均一な)の淡い色とし、影やグラデーションのないもの
- 顔の輪郭等が不明瞭でないもの
- 6か月以内に撮影したもの(カラー、白黒のどちらでも)
ぷにぷにの丸顔の赤ちゃんの場合には以下の注意書きもあります。
乳幼児など丸顔の場合に、顔の長さを最小である32mmとしても写真の横幅内に顔が収まらない時は、縦方向が32mmに満たなくても構いませんので、耳を含めた顔全体を写真に収めてください。
写真をどこで撮影するか問題
子供や赤ちゃんのパスポート申請にあたり多くの方が最も頭を悩ますであろう本人写真問題です。
5歳を過ぎればそれほど顔立ちに大きな変化はないかもしれませんが、新生児などは「1年経てば違う顔」のような感じになるのではないでしょうか。それなのに数千円も払って(パスポート申請に別途6,000円かかるし)写真館に行って証明写真を撮ってもらう価値があるか少し疑問です。また、当日赤ちゃんがグズってしまい結局良い写真が撮れなかったというリスクもあります。
なので写真の撮影方法は慎重に検討しましょう。
まずはどんな選択肢があるかですが、以下の4つの方法が考えられます。
まずは街の写真屋さん。基本的に予約が必要ないので空き時間でフラッと撮影できることは大きな強みです。また、基本的にプロが撮ってくれるので仕上がりも上々なはずです。しかし、撮影前は機嫌が良かったのに、いざ撮影が始まったら急にグズりだした場合などは最悪の場合、後日で直しするリスクがあります。また、料金も少し割高で、1,500〜1,700円ぐらいします。我が家の場合は子供が三人いますから5,000円前後かかる計算です。ん〜、ちょっと微妙。
次にスタジオ。例えばスタジオマリオとか。
証明写真をプロカメラマンが撮影する写真館 | スタジオマリオ
なんと言っても子供の撮影のプロです。パスポート用の写真もお手の物でしょう。子供がグズっても、あの手この手で機嫌を直してくれるという安心感は絶大です。ただし高い。上記のリンク先で2,400円です。我が家の場合トータル7,200円と結構もったいない出費になります。10年パスポートならまだしも、5年期限のパスポートであるのなら、他の選択肢を探したくなります。
次にスピード写真。街の至るところにある箱型のアレです。ですがこのスピード写真は1人で箱に入るわけですから(写り込まないために)、子供が一人で適切な顔の大きさの写真が撮れるわけがないし、ましてや旅行時にやっと5ヶ月児になるまだ2ヶ月のベビーは確実にアウトです。検討の余地なく却下です。
最後はスマホ。スマホで撮った写真をコンビニでプリントしたのを使う方法があります。現在では撮影時にガイドラインを表示してくれたり、プリントしたときに丁度いい大きさになるようにサイズ調整してくれるアプリが多数あります。そしてコンビニプリントの代金は30円。上記のどのサービスより段違いの格安です。しかし、どのアプリを使ってもドンピシャな大きさにするのは難しいようで、「上手くいった」という人がいる反面「不受理になった」という人もいるので「不受理食らったら再挑戦すればいいや」的な気持ちと時間の余裕が必要だと思いました。
私が検討したのは2つのアプリです。
「パスポート用の写真を撮る」という点だけに着目した場合、機能的にはどちらも遜色ないと思います。比較して気に入ったほうを使えばよいのではないでしょうか。
私は「履歴書カメラ」のレビューで「パスポート用には不向き」という声が多く聞こえたので「美肌証明写真」を使いました。
大問題!
美肌証明写真で撮影して、コンビニでプリントして、意気揚々とパスポートの申請に言ってきました。結果は・・・「受理できません」とさ。
係の方いわく「写真が粗すぎる」とのことです。写真はデジタル一眼レフで撮影したのをスマホに転送したものを使ったので、写真の画質ではなくプリントの画質なのでしょうか?美肌証明写真で加工したあとの画像はスマホサイズだったので、美肌証明写真の画質の可能性も否定はできませんが・・・。
まぁ、再チャレンジしても申請が通る可能性が低いと判断して(申請に「行く」のが面倒くさい)、おとなしくカメラのキタムラで撮影してもらいました。1,600円×5人=8,000円。
まぁ仕方ない。切り替えていこう。
本人確認書類
有効な原本(コピー不可)を窓口で提示してください。代理人が申請する場合は、申請者本人と代理の方それぞれの本人確認書類が必要です。
中学生以下の方の申請で、法定代理人と同伴で申請される場合又は法定代理人が申請者である子に代わって代理申請される場合は、法定代理人の本人確認書類をお子様の本人確認書類として代用できます。
1点で確認できる書類
2点で確認ができるもの
2点で本人確認書類とする場合、A欄から2点、あるいはA欄とB欄から1点ずつの提示が必要です。
小さい子供の場合は「保険証」+「母子手帳」の組み合わせが多いのではないでしょうか?
- A
健康保険被保険証
国民健康保険被保険証など
- B
学生証(写真付きのもの)
会社の身分証明書(写真付きのもの)
公の機関が発行した資格証明書(写真付きのもの)等
パスポート窓口で申請する
必要書類が揃ったらパスポートセンターに申請に行きましょう。この時点では申請書に写真は貼り付けないです。申請書・写真・必要書類のチェックを受けてから最後に貼り付けましょう。
また、申請に本人の出席は必須ではありません。親(法定代理人)であれば、親の本人確認書があれば申請可能です。
パスポート窓口で受け取る
申請代金
12歳未満の子供のパスポート申請代金は、6,000円です。都道府県収入証紙2000円と収入印紙4000円を申請時に渡された受領証に貼って提示します。
いよいよパスポート受け取り
受け取りには赤ちゃんに限らず全員が窓口に赴く必要があります。法定代理人であっても本人の同席がなければ受け取れません。
パスポートを受領する時は,パスポートの名義人が本人であることを確認する必要があるため,お子様にも申請窓口に来ていただく必要があります。
まとめ
海外へ旅行に行くのになくてはならないパスポート。どんな幼い赤ちゃんでも必須です。
子供もしくは赤ちゃんのパスポート申請にあたりハードルとなる署名と写真を中心にまとめてみました。
署名は外務省のサイトにあるパスポート申請書で作成しておくと、何枚でも印刷ができるので子供が署名に失敗しても書き直す手間がなくて楽ちんです。
写真は写真館に行ってもグズってうまく撮れない可能性がある上、費用も結構高いです。なので、スマホで納得いくまで撮りなおして、うまくできた1枚をコンビニプリントする方法がよいかとおもいましたが私は断念しました。
みなさんのご参考になれば幸いです。
「2020ホノルル旅行」の記事一覧はこちら