SFCとはなんぞや?
先日のエントリーで、ホノルルに家族4人で行くにはANAの会員ランクをプラチナまで上げる必要があると書きました。
double-on-groove.hatenablog.com
プレミアムサービスの落とし穴
ANAの会員ランク、正しくは上級会員制度「プレミアムメンバーサービス」と言います。
プレミアムメンバーにはブロンズ、プラチナ、ダイヤモンドの区分があり、いわゆるマイルとは全く別物です。
一番大きな違いは、マイルはショッピングやポイントサイトで貯めることが出来る(=飛行機に乗らなくても貯まる)のですが、プレミアムメンバーになるために必要なプレミアムポイントは、飛行機に乗る以外貯める方法は存在しません。
なおかつ、会員資格は1年限定です。毎年1月1日から12月31日に飛行機に乗った距離に応じて配布されるプレミアムポイント(以下「PP」)によって会員ランクが決まります。
30,000PPでブロンズ、50,000PPでプラチナ、100,000PPでダイヤモンドとなります。
例えばPP修行(=SFC修行:詳しくは後日)の王道、羽田ー那覇をエコノミーではなくプレミアムクラスで乗った場合のPPは、2,860PPです。
ANA SKY WEB : ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーション
1レグ(1フライト)で2,860PPということは、プラチナ会員になるには、50,000÷2,860=17.5となるので東京ー那覇間を18回(9往復)する必要があるということです。
毎月、出張等で頻繁に飛行機に乗るビジネスマンでもかなりハードルは高いのですが、私ども庶民の陸マイラーからすると雲の上の話です。
でも、陸マイラー界隈ではこのプラチナ会員(=50,000PP)を目指して修行する人が沢山います。なぜでしょう?それは、ANAの準上級会員であるSFC「Super Flyers Card(スーパーフライヤーズカード)」をGET!するためなんですね。
SFCのメリット
なぜみんながSFCを目指すのかというと、理由は明快。
- プラチナ会員とほぼ同等のサービスが、生涯にわたって享受できる!
この一点に尽きます。
プレミアムポイントは毎年リセットされてしまうため、何年もかけて少しづつ貯めていく作戦が通用しません。従って、毎年50,000PP貯めるしか道はないのですが、これは陸マイラーにとっては無理筋中の無理筋です。しかし、このSFCを持っていれば、年会費を払い続ける限りほぼ同等のサービスが一生涯受けられるのです。なんだか素敵なカードですね。
SFCをゲットするには
そんな素敵なカードですが、スーパーフライヤーズカードを申し込むためには絶対的な条件があります。
ANAのプレミアムメンバーで「プラチナ」以上の資格を得る必要があるのです。
しかし、先程も述べたとおり、SFCを入手してしまえば毎年50,000PPを貯めるというハードルが無くなるわけです。一生に1回だけ50,000PPを貯めればいいんです。
この差は非常に大きいですね。
このため、とにかく修行僧さん達はプラチナを目指すわけです。ブロンズ会員には目もくれません。(実際、ブロンズ会員のサービスはショボいですし・・・)
そしてこのプラチナ会員(50,000PP)を貯めるために、用事も無いのに飛行機に乗る行為を「SFC修行」と言います。また、SFC修行をしている人を差して「修行僧」というのです。また、晴れて50,000PPを貯めることができたら「解脱(げだつ)」と言います。
私の目的はこのSFCを入手することです。何故かといえば、SFCがあればホノルル便のビジネスクラス特典航空券を家族4人分入手することができるから!です!