A380導入でホノルル線の特典枠は増量されるのか
さてさて、このBlogの最終目的は「家族4人でビジネスクラス特典航空券でホノルルに行く!」ことです。
先のエントリーでも述べましたが、現在のホノルル線の特典航空券の座席枠は全部で6席、ANAの平会員で「2席まで」「プラチナで4席まで」「ダイヤモンドで6席」が予約可能です。
私の家は4人家族なので、4席取るにはプラチナ会員になる必要があり、そのためにSFC修行を企てています。
しかし、2019年にはもしかしたら状況が一変するかも知れません。
それは、ANAがエアバス社のA380をホノルル線に投入するからです。
A380をホノルル線に投入するからです。
大事なことなので2回言いました。
A380と言えばエアバス社が誇る世界最大級の旅客航空機です。総二階建てで、座席を詰め込めば800席(800人)以上の旅客を運ぶことが出来ます。私も以前、シンガポール航空のA380に搭乗しましたが、控えめに言って「デカい!」です。B747(ジャンボ)が小さく見えるぐらいです。
ですが、その大きさ故に問題が幾つかあります。
- 大きすぎて駐機できる空港が限られる
- 大きすぎて採算がとれる路線が限られる
といった具合です。
当初はANAはA380の導入に及び腰だった(というか計画がなかった)のですが、スカイマークの破綻のゴニョゴニョで導入が決まったんですよ。詳しくはテラヤマアニさんのBlogが詳しいのでそちらを御覧ください。
A380導入でなにが変わるか
ホノルル線へのA380の投入で私の今後の戦略に大きく影響を与える部分があります。
ANAのA380導入、長峯常務「スカイマーク関係ない」 共同運航「協議中」 ANAHD株主総会
2016年6月28日のANAホールディングスの株主総会でのA380についての質疑の中で、殿本専務がこう発言しています。
「アジアからの接続でホノルルへ向かう外国人や団体客を取り込み、ホノルル行き特典航空券の取りにくさをA380で改善する。」
また、以下の記事では篠辺社長がこのように発言しています。
ANAのA380、デザインは「空飛ぶウミガメ」 成田-ホノルル19年就航
一方、ハワイ路線の特典航空券が取りにくい、という声がマイルを貯めている利用者から寄せられていることについて、「増便しても200席くらいでは全然足らないので、こういう飛行機を入れることにした」(篠辺社長)と話し、マイル会員へのサービス改善につなげる姿勢を示した。
なんと、特典航空券のとりにくさを改善するそうです。
ということは、もしかしたら現在2席しかない平会員への割り当てが、4席とかそれ以上に増える可能性も無きにしもあらずということです。
もし、平社員でも4席確保することが可能であれば、わざわざ修行してSFCをゲットする必要もなくなってしまう、どうせならその分のマイルを特典航空券に換えたほうがお得と言わざるを得ないでしょう。
こう言った事情で、私のSFC修行は「2018年はマイルを貯める年」「2019年はホノルル線の状況によりSFC修行する年」と位置づけております。
今後は、ホノルル線の動向に注視しながらも、諸先輩のBlogで情報収集に励みたいと思っています。
ではでは。
SFCとはなんぞや?
先日のエントリーで、ホノルルに家族4人で行くにはANAの会員ランクをプラチナまで上げる必要があると書きました。
double-on-groove.hatenablog.com
プレミアムサービスの落とし穴
ANAの会員ランク、正しくは上級会員制度「プレミアムメンバーサービス」と言います。
プレミアムメンバーにはブロンズ、プラチナ、ダイヤモンドの区分があり、いわゆるマイルとは全く別物です。
一番大きな違いは、マイルはショッピングやポイントサイトで貯めることが出来る(=飛行機に乗らなくても貯まる)のですが、プレミアムメンバーになるために必要なプレミアムポイントは、飛行機に乗る以外貯める方法は存在しません。
なおかつ、会員資格は1年限定です。毎年1月1日から12月31日に飛行機に乗った距離に応じて配布されるプレミアムポイント(以下「PP」)によって会員ランクが決まります。
30,000PPでブロンズ、50,000PPでプラチナ、100,000PPでダイヤモンドとなります。
例えばPP修行(=SFC修行:詳しくは後日)の王道、羽田ー那覇をエコノミーではなくプレミアムクラスで乗った場合のPPは、2,860PPです。
ANA SKY WEB : ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーション
1レグ(1フライト)で2,860PPということは、プラチナ会員になるには、50,000÷2,860=17.5となるので東京ー那覇間を18回(9往復)する必要があるということです。
毎月、出張等で頻繁に飛行機に乗るビジネスマンでもかなりハードルは高いのですが、私ども庶民の陸マイラーからすると雲の上の話です。
でも、陸マイラー界隈ではこのプラチナ会員(=50,000PP)を目指して修行する人が沢山います。なぜでしょう?それは、ANAの準上級会員であるSFC「Super Flyers Card(スーパーフライヤーズカード)」をGET!するためなんですね。
SFCのメリット
なぜみんながSFCを目指すのかというと、理由は明快。
- プラチナ会員とほぼ同等のサービスが、生涯にわたって享受できる!
この一点に尽きます。
プレミアムポイントは毎年リセットされてしまうため、何年もかけて少しづつ貯めていく作戦が通用しません。従って、毎年50,000PP貯めるしか道はないのですが、これは陸マイラーにとっては無理筋中の無理筋です。しかし、このSFCを持っていれば、年会費を払い続ける限りほぼ同等のサービスが一生涯受けられるのです。なんだか素敵なカードですね。
SFCをゲットするには
そんな素敵なカードですが、スーパーフライヤーズカードを申し込むためには絶対的な条件があります。
ANAのプレミアムメンバーで「プラチナ」以上の資格を得る必要があるのです。
しかし、先程も述べたとおり、SFCを入手してしまえば毎年50,000PPを貯めるというハードルが無くなるわけです。一生に1回だけ50,000PPを貯めればいいんです。
この差は非常に大きいですね。
このため、とにかく修行僧さん達はプラチナを目指すわけです。ブロンズ会員には目もくれません。(実際、ブロンズ会員のサービスはショボいですし・・・)
そしてこのプラチナ会員(50,000PP)を貯めるために、用事も無いのに飛行機に乗る行為を「SFC修行」と言います。また、SFC修行をしている人を差して「修行僧」というのです。また、晴れて50,000PPを貯めることができたら「解脱(げだつ)」と言います。
私の目的はこのSFCを入手することです。何故かといえば、SFCがあればホノルル便のビジネスクラス特典航空券を家族4人分入手することができるから!です!
Blogはじめました(冷やし中華的な感じで)
世の中(Blog界隈)では、マイルの貯め方blogっていっぱいありますよね。
でも、ためたマイルを特典航空券に交換して旅しようと思ったときに思わぬ落とし穴があります。
それは、ANAの会員区分にもランクがあって、「平会員」「ブロンズ」「プラチナ」「ダイヤモンド」の4区分があるらしいです。
で、平社員の私が特典航空券で家族4人でハワイ(ホノルル)に行こうと思ったら、なんと、平社員は「2席」しかリザベーション出来ない事を「ANAとマイルのパパじゃない」さんの生地を読んで知ったわけです。
一部引用します。
現時点で推測すると、総枠が6席、そのうち2席はダイヤモンド会員のみが予約可能で、2席はプラチナ及びSFC以上の会員、2席は平会員という配分のような気がします。ダイヤモンドなら、一気に6席全てを押さえることが可能だと思われます。
要は、特典航空券で予約できる座席数は路線によって個々に決められており、最も激戦区のホノルル便では最大6席、平社員では2席が限界のようです。
あー、私は昔JAL系でエコノミーを買ってのアップグレードだったので全然気にしてなかったんですが、特にANAは特典航空券の割当はJALに比べて少し厳しいようです。
つか、家族4人で特典航空券を使ってのビジネスクラスでのハワイって無理じゃんって話よね。
じゃぁどうするか。
どうやら(ANAの)クラスを上げれば良いことが分かってきました。
先程述べた「平会員」「ブロンズ」「プラチナ」「ダイヤモンド」の「プラチナ」になればいいらしい。平会員では2席だった座席が、プラチナになると4席に増えるらしいんです。
まぁなんとかギリギリというか幸いなことに、我が家は4人家族(娘2人)なので、このプラチナを目指せば4席取れるんジャマイカということで色々調べました。
お陰で沢山の情報を得ることが出来ました。
わかったこと
- どれだけマイルを貯めても、特典航空券の割り当て枠は路線ごとに決められている。
- 割り当て枠は(ANAだと)会員ランクに応じる。「平会員」→「プラチナ」→「ダイヤモンド」らしい。
- 例えばホノルル便だと「平社員」=2席、プラチナ=4席、ダイヤモンド=6席。
とすれば、家族(3人以上)でホノルルに特典航空券で行こうとしたら、プラチナ会員になること必須なわけですよ。
まぁ、2人を特典航空券で1人を正規運賃(もしくはエコノミーからアップグレード)してもいいんですが、座席が離れる危険性があり、子供の人数が多くなればなるほど大変ですよね。
だからみんな遠慮しちゃってるのかなと思い、家族4人で特典航空券+ビジネスクラスを目指す人が少ないようなので、私の経験を書いていこうと思います。
ただし、基本的に現金支出は無しとします(燃料サーチャージと空港までの交通費等は除く)。
原資は、ポイントサイト及びクレジットカードで貯めたマイルというのが大前提。だって、信州から都内(羽田・成田)に出るだけで2万円ぐらいかかるんだもん。(T_T)
さてさて、どうなることか。